ネット証券口座の開設方法

ネット証券口座を開設するのは簡単です。
まずは、ネット証券会社一覧のなかから、人気の証券会社を選択しましょう。

証券会社によっては、先物やFX、CFD、外国証券など様々な口座が用意されていますが、一般的な総合取引口座を開設すれば、日本企業の株をネット上で取引できるようになります。

口座開設の手順としては、オンライン上で個人情報のデータを入力し、次に身分証明書を送信、そして後ほど自宅へ送付されてくる書類にサインをして返送するだけで完了します。

以前は郵送のケースが多かったですが、現在は運転免許証などをプリンタでスキャンしてPCに取り込み、そのまま送信することでオンライン上のみで申込みを済ませることができます。申込み後、確認書類の返送や確認電話が来ることもありますが、大部分の手続きはオンライン上で完結します。

20歳未満の未成年の方でも申し込み可能ですが、その際は親権者の同意が必要となりますので注意しましょう。

申込みする際のポイントは「特定口座」で開設することです。

株取引には税金がかかり、現在は発生した利益に対して10%、2014年度からは20%が課税されますが、特定口座を利用すると源泉徴収してくれるので、後で確定申告をする必要がなくなるメリットがあります。
税金として源泉徴収される分、取引する資金量は少し少なくなるデメリットがありますが、最終的には確定申告をしなくてはいけませんし、自分で申告する際の手間を考えると特定口座がおすすめです。

また、非課税口座のNISAが話題になっておりますが、この口座を開設するには住民票が必要になります。信用口座の開設についても、資金量や取引経験などでの制限がありますので、まずは特定口座での現物取引からはじめてみるとよいでしょう。

リスクについての同意事項

申し込みをする際、様々な規約に同意する必要が出てきますが、これは取引にかかるリスクやインサイダー取引などに関しての説明をしているものです。

株取引によって資産が減少する可能性があること、あるいは会社役員などで内部情報を知りえる立場の人は取引できないなどのごく常識的な内容のことですが、そのあたりの知識に不安のある方は、いったん登録をやめて知人や家族に相談してみることをおすすめします。

口座開設という点で似てはいますが、株取引と銀行預金とはまったくの別物です。
株価の暴落によって破産する人や信用取引の失敗で借金を背負う人、あるいはインサイダー取引で罪に問われる人もいますので、十分な知識を持ってから申し込むようにしましょう。