株の売り方

株を売る際は買う時と同様、「指値」か「成行」で売り注文を出します。
売却する株価を指定する場合は「指値注文」を出し、いくらでもいいから、とにかく今すぐ売却したい時は「成行」にて注文を出します。

買いたい人があまりいない場合、成り行きで売り注文を出すと低い価格で約定してしまいます。
どのくらい購入したい人がいて、どのくらい売却したい人がいるのかについては、「売り気配」や「買い気配」を参考にしながら取引しましょう。

約定してから現金化できるまでの日数

実際に株を売ることが出来ても、株の受け渡しまでには約定日から数えて4営業日がかかります。また、証券口座から自分の銀行口座へ出金して現金化するには、そこからさらに時間がかかります。

ただ、たいていのネット証券会社では、事前に出金予約をしておくことで受渡日には現金を手にすることが可能です。約定の詳細を確認してみると、「受渡日の日時」が必ず記載されているはずですので、その日付が現金化できる最短日数と考えておけばよいでしょう。

その日に合わせて出金予約をするには、証券会社によっても異なりますが、約定日の翌営業日の夜あたりに確認してみることをおすすめします。

例えば、約定日が4月1日だった場合、株の受渡日は4月4日となります。

また、証券口座から自分の銀行口座に出金するのに一日程度かかる場合もありますので、実際に手元に現金で引き出せるのは4月5日ということになりますが、事前に出金予約をすることで、受け渡し日の4月4日に現金化することができます。この場合、営業日ですので、土曜、日曜、祝日をはさむ場合はさらにずれ込むケースもあります。

また、この間に株を売買してしまうと、余力の関係でさらにずれ込むケースもあるので注意しましょう。

差金決済について

この株の引き渡しまでの時間差があるため、売った株の資金を元にして、同じ銘柄をその日のうちにもう一度買うことができません。これは差金決済といわれていますが、現物取引の場合、同じ銘柄を1日のうちに、「買い → 売り → さらに買い」はできませんので注意してください。

ただし、以前から持っていた株を同じ日に「売り → 買い」はできます。この売りから入った場合でも、「売り → 買い → さらに売り」はできません。買ってから、株価が暴落したので売ろうと思ったけど、その日のうちには売れないケースが出てくる可能性もありますのでご注意ください。

ただ、違う銘柄を買う場合や違う資金を使用する場合、あるいは信用取引の場合は売買できます。また、翌日でしたら、買いと売りで1往復できます。あくまで、現物取引で、同じ銘柄を同じ日に、同じ資金で何回も売買できないということになります。

1日のうちに何度も売買するデイトレードの場合は、信用取引を利用するとよいでしょう。

逆指値注文での損切設定

「逆指値注文」は損切設定をしておく際に役に立ちます。サラリーマンの場合などで日中に取引できない場合、あらかじめいくらまで下がったら売却するという逆指値注文をしておくとよいでしょう。

例えば、現在、株価が100円だったとして、90円まで下がったら売却して損切りしたいとします。この場合、「指値」90円で注文を出しますと、90円以上なら売るという意味になりますので、現在値の100円か99円あたりですぐに約定してしまいます。

これでは損切設定になりません。

一方、「逆指値注文」にて「90円」以下になったら、「成行」で売却する設定にしておけば、90円になった時点で売り注文が作動します。

加えて、「逆指値付き通常注文」にて通常の指値も指定しておけば、利益確定と損切の両方の設定をすることもできます。例えば、「逆指値付き通常注文」にて「指値」を150円、「逆指値」を90円にしておけば、150円で利益確定、90円で損切という意味になります。

ただ、損切ラインを90円で設定していたからといって、必ずしも90円で売れるとは限りません。80円代で買いたい人がいなく、買い板がガラガラの状態だった場合、70円、60円で約定してしまう可能性もあるので注意しましょう。

また、キリの良い数字は空売りで狙われやすいです。例えば、1,000円とか100円とか、キリのよい数字で損切設定をしている人が多いため、空売りで稼ぐ人はキリのよい数字まで売り込んでから、一気に買いに回るケースもあります。

損切が発動した直後に、株価が急上昇するケースもありますので、できるだけ、中途半端な数字で設定しておくのがよいでしょう。

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